近年、お家を建てる際に注目度が増しているのが平屋住宅。平屋といえば古くからの日本家屋というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、最近はスタイリッシュでおしゃれな平屋がどんどん増えています。
「二階建てにしようか、平屋にしようか迷っている…」
「平屋のお家を建てたいけど、どんな間取りがいいのかわからない」
そんな悩みをお持ちの皆さんのために、今回は平屋についてたっぷりとご説明したいと思いますのでぜひ最後までお読みください。
「二階がない」からこその魅力とは？
平屋の一番の特徴はなんといっても二階がないこと。上下の移動がないので生活動線がシンプルなのが平屋の魅力です。そして二階がない＝狭いというイメージがあるかもしれませんが、階段がないことで床面積を最大限に活用できます。さらに天井を高くできるので、平屋ならではの開放的でおしゃれな空間を作り出すこともできます。設計の自由度も高いという点も平屋の魅力です。
平屋のメリット・デメリットは？
平屋は様々な世代の方にとってメリットが大きいお家ですが、メリットばかりに気を取られていると場合によっては思わぬ後悔をすることもあります。ここでは平屋が持つメリット・デメリットについてご説明しますので、自分たちに合った家づくりの参考にしてください。
平屋のメリット
・生活動線がシンプルで暮らしやすい
部屋同士が近く、階段での移動がないため、移動が楽で掃除や洗濯といった家事も効率的に行うことができます。
・家族同士のコミュニケーションを取りやすい
生活スペースが全てワンフロアに集約されるため、自然と家族同士が顔を合わせる機会が多くなります。家全体の空間を見渡しやすいので、小さなお子様がいるご家庭でも常に見守ることができます。
・バリアフリー面でも安心
階段での昇り降りの必要がないため、高齢者や足が不自由な方がいるご家庭でも安心です。若い世代でも将来を見越し老後の生活をしやすい平屋を考える方も多くなっています。
・安定性が高く災害に強い
建物は高ければ高いほど地震の揺れの影響を受けやすくなりますが、平屋は重心が低いため、地震の揺れに強いという特徴があります。さらに風の影響も受けにくいことから台風の時も安心です。万が一の時はすぐに外に逃げ出すことができるのも特徴です。
・平屋ならではの自由な空間の使い方をできる
二階がない分、天井の高さを自由に設定できます。窓などの開口部を大きくすることも可能なので、平屋ならではの開放感のある空間を実現できます。
・メンテナンス費用が抑えられる
平屋は二階建てに比べて構造がシンプルで、メンテナンスする面積が少ないため、修繕コストを抑えることができます。作業の際に足場設置のコストもカットできます。
平屋のデメリット
・二階建てに比べて広い土地が必要になる
二階建てなら一階と二階に分けて希望の延床面積のお家を建てることができますが、平屋を建てる場合はそれ以上に広い土地が必要です。土地が広いと固定資産税が高くなるので、その点でも注意が必要です。
・建築コストが高くなる傾向がある
同じ延床面積で比べた場合、二階建てにくらべて建築費用が高くなる傾向があります。基礎部分や屋根部分の面積が多くなるため、基礎と屋根の工事費用が高くなります。
・プライベート空間の確保が難しくなる
家族間のコミュニケーションが取りやすいというメリットをご紹介しましたが、プライベート空間を確保した生活を送るためには間取りの工夫が必要となります。
また、全ての部屋が一階にあることから防犯面でも注意が必要となります。
・周囲の環境によっては日当たりや風通しが悪くなることもある
特に都市部や住宅街に建てる場合は注意が必要です。周囲の住宅が二階建てばかりだと日当たりや風通しが悪くなることがあります。
平屋のお家を建てるのにはどれくらいの広さが必要？
ここまでは平屋のメリット・デメリットをご紹介してきました。そのなかでも二階がないということで特に気になるのは必要な土地の広さ。「誘導居住面積水準」を参考にすると必要な広さの目安を確認することができます。誘導居住面積水準とは、簡単にご説明すると豊かな住生活のために必要な住宅面積の水準のことで、計算式は以下の通りとなります。
・一般型誘導居住面積水準＝25㎡×世帯人数＋25㎡
・都市居住型誘導居住面積水準＝20㎡×世帯人数＋15㎡
ただし、実際に建築するにはそれ以上の広さの土地が必要となるので注意が必要です。
参考：誘導居住面積水準
家族の人数ごとのオススメの間取り
一口に平屋といっても、居住人数や土地の広さによって様々な形があります。工夫次第では実際の延床面積以上に広さを感じる快適なお家を建てることもできます。ここでは居住人数ごとにオススメの間取りのアイディアをご紹介しますので参考にしてください。
2人暮らしにオススメの間取り
二人暮らしの場合は生活空間の中心となるリビングを広く設計してコミュニケーションの場とするのがオススメです。
予算や土地に余裕がある場合は、2LDK、3LDKのように部屋数に余裕を持った設計もオススメです。これから子育てを考えているご夫婦はもちろん子ども部屋として、お子様が独立したご夫婦は趣味のための部屋として利用するなど、生活の変化に対応することができます。
こちらの間取りはグリーンホームズで実際に施工させていただいたお家のものですが、17坪という限られた空間をシンプルでコンパクトに活用したお家です。空間を無駄なく使うことで、20坪以下でもお子様との三人暮らしも可能な間取りを叶えました。
施工事例：コンパクトに建てて長く暮らせる17坪 平屋のおうち-土壁と無垢の家-
ギャラリー：コンパクトに建てて長く暮らせる17坪 平屋のおうち-土壁と無垢の家-
家族3人以上の子育て世代にオススメの間取り
夫婦2人に加えてお子様がいる子育て世代の場合は、工夫次第ではコンパクトに3LDKや4LDKといった必要な部屋数を揃えることも可能です。例えばなるべく廊下がない間取りにすることで、各部屋の広さを確保しつつ子どもたちを見守ることができる見通しのいい空間づくりに繋がります。
こちらもグリーンホームズで実際に施工させていただいたお家です。スペースを有効活用して大容量のドライルームや倉庫といった収納スペースを設置。お子様にとっても両親にとっても嬉しい間取りとなっています。
施工事例：子育て世代のコンパクトな平屋のおうち
ギャラリー：子育て世代のコンパクトな平屋のおうち
平屋建ては一人暮らしでも人気急上昇中！
一戸建てといえば家族で住む家というイメージが強い方も多いかもしれませんが、最近では平屋に住みたいという一人暮らしの方、なかでもシニア世代や女性からのお問い合わせが増加しています。アパートやマンションでは叶わなかったペットとの生活や、中庭つきのお家でガーデニングや家庭菜園も可能になるので、毎日の生活がより充実したものとなります。
一人暮らしの方に一番人気の間取りの1LDKは、コンパクトな間取りで掃除などの家事もスムーズに行うことができるので一人暮らしでも安心です。土地や予算に余裕がある場合は2LDKの間取りで一部屋を趣味や仕事のための部屋にしたり、来客時に活用できるようにして、生活を充実させるのもオススメです。
おしゃれで住みやすい平屋を建てるコツは？
平屋での生活を充実させるためにはその特徴を十分に活かすことが重要です。コンパクトにまとめて生活しやすい空間を作り出すのはもちろん、なかには屋根部分の高さを利用して「半平屋」といったスタイルの事例もあります。
平屋はアイディア次第で住みやすく、自分たちの理想を叶えることができるお家です。デッドスペースを利用した収納をつけたり、大きな窓や中庭を作ることができるのも平屋の特徴です。青森県という自然豊かな地域だからこそ、平屋で自然を身近に感じる生活をしてみるのもいいかもしれません。
ギャラリー：自然素材で作るこだわりの平屋
土地探しから設計、施工までグリーンホームズにお任せください！
ここまで平屋の魅力とオススメの間取りについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ご紹介した施工事例はほんの一握りに過ぎません。平屋は自由度が高く、自分の理想を叶えやすいからこそ悩むことが増えてきます。
そんな時はグリーンホームズにお気軽にご相談ください！土地の選定、間取りの設計、工事、資金計画まで、お家づくりの全てのお悩みをお任せいただけるのがグリーンホームズです。皆さまからのご連絡をお待ちしております！
