住宅の省エネ性能を表示する認証制度「BELS（ベルス）」。お家の新築・購入をお考えの方なら一度は聞いたことがある制度ではないでしょうか。BELS認証を取得することで受けられるメリットはたくさんあります。

ここでは同じく省エネ住宅に関する単語で混同しやすいZEHとの違いや、BELS取得によって受けられるメリットについてご紹介します。

BELSとは

BELSとはBuilding-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略語で、2014年から国土交通省が建築物の省エネ性能の評価に特化して日本国内で初めて統一された評価の指標です。BELSを取得した建物には「BELS評価書」が発行されるので、住宅の省エネ性能を証明することができます。

BELSプレート｜八戸市 注文住宅

ここでは簡単に説明させていただきましたが、BELSについてわかりやすく解説した記事もありますので、もっと深く知りたい方はこちらの記事もあわせてお読みください。

 

あわせて読みたい「BELS（ベルス）ってなんだろう？分りやすく解説します！」

 

BELSを取得するメリットとは？

BELSを取得するには費用や、申請にかかる時間が必要となりますが、そのコストを上回る可能性が高いメリットもたくさんあります。

 建物の省エネ評価がひと目でわかる

BELSは建物の省エネ性能（燃費の良さ）を5段階で評価します。1～5個までの星マーク（★）で表記されるため、専門的な知識がなくても評価結果がわかりやすいという特徴があります。

 第三者機関による信頼性の高い評価

ハウスメーカーや工務店などが発表しているデータはそれぞれの企業の独自評価であることが多く、データの取得方法や条件などが異なります。BELSは第三者機関による評価であるため信頼性が高く、お客様が建物の性能比較がしやすいと言えます。

 建物の価値が高くなる

BELS認証を取得していると住宅の省エネ評価がわかるので、必然的に物件の価値が高くなります。そしてBELSを取得している住宅は光熱費のランニングコストを抑えることができるといった視点でも魅力的な住宅です。

 ZEHの補助金申請に活用できる

BELSはZEH（ゼッチ）住宅の補助金制度申請に利用できます。最近では環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携してZEH住宅の普及に向けた取り組みを推進するために補助金制度を行っています。BELSはZEHの補助金を申請する際の条件の一つになっています。詳しくは次項でご説明します。

ZEHとBELSの違いは？

前項で触れたZEHとBELS。どちらも省エネ住宅について調べているとよく目にする言葉ですが、それぞれの違いをご存知でしょうか。

ZEHとは、Net Zero Energy Houseの略語で、生活で消費するエネルギーよりもつくり出されるエネルギーが上回る住宅のことです。具体的には日々の生活で使用されるエネルギーを高断熱構造や省エネルギー設備で減らし、太陽光発電などで電力をつくることでエネルギー収支をゼロ以下にするのがZEH住宅の仕組みです。

 

ZEHは省エネ性能が高い住宅そのものであるのに対し、BELSは住宅の省エネ性能をわかりやすく評価する制度のことです。ZEHの補助金制度を利用するためには第三者機関の認定が必要であるため、BELSを取得していれば申請するための提出書類として利用することができます。

BELS認定で住宅ローン控除は受けられるか

BELSを取得することで申請できるのはZEH支援事業の補助金制度だけではありません。2024年1月から適用される住宅ローン控除では省エネ基準を満たさない住宅は控除を受けられなくなり、BELSはこの住宅ローン控除の申請のためにも重要な要素となりました。

住宅ローン控除は、正式には住宅借入金等特別控除と呼ばれ、入居後最大13年間に渡り住宅ローン残高の0.7％を所得税や住民税から控除できる制度です。この控除を受けられるかどうかは、住宅を購入した方にとって大きな影響を与えます。ここでは2024年以降の住宅ローン控除とBELSの関係について解説しますので、住宅ローン控除について理解を深め、適切に控除を受けられるようにしましょう。

2024年から変更される住宅ローン控除

2023年12月までは住宅ローン控除を受けるために必要な性能は以下の5つでした。

 

1.認定長期優良住宅

2.認定低炭素住宅

3.ZEH水準省エネ住宅

4.省エネ基準適合住宅

5.一般の住宅

住宅ローン減税の概要について｜八戸市 工務店

↑国土交通省ホームページより

 

2024年1月から適用される住宅ローン控除の改訂では一般の住宅が控除の対象外となります。つまり2024年1月以降に建築確認を受けて新築された住宅は、省エネ基準に適合することが住宅ローン控除の必須条件となったのです。省エネ基準を満たすためには性能を上げたり、性能を証明する必要があるため、住宅ローン控除を受けるための条件は厳しくなったといえます。

BELSは住宅ローン控除手続きにも活用できる

省エネ性能を評価するBELSは新しい住宅ローン控除の申請にとっても重要なポジションを占めています。住宅ローン控除の申請には省エネ基準以上に適合している証明書が必要となります。BELS評価書はその証明書を取得するために必要な書類となるのです。

 

具体的には住宅ローン控除に必要な性能のなかでも「ZEH水準省エネ住宅」や「省エネ基準適合住宅」に適合しているかを証明するためには「住宅省エネルギー性能証明書」が必要となります。この証明書を発行するためには第三者による評価結果が必要となるので、BELS認証を受けている住宅は認定を受けやすくなります。

BELS認証だけで住宅ローン控除を申請できるわけではありませんが、BELSは控除申請の条件の一つであり、取得することで申請をスムーズに行うことができるようになるのです。

省エネに特化した住宅はこれからのスタンダード

グリーンホームズ の新築注文住宅は、全棟BELS以上の省エネ評価を取得しています。

新築住宅プラン｜八戸市 工務店

 

 

お家作りのご相談がありましたら是非、お問い合わせください。

 

 

BELSやZEHについてお気軽にご相談ください！

ここまでBELSを取得するメリットについてご説明させていただきました。BELSを取得することで受けられるメリットはたくさんありますが、専門的な知識が必要となる場面も多くなります。

 

「記事を読んでみたけどもっと深く知りたい」

「実際に補助金制度や住宅ローン控除を申請してお家を建てたい」

 

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