災害に強い家|八戸市 グリーンホームズ

地震や豪雨災害など、毎年のように大規模な自然災害が起きています。家を建てるなら、災害に強い家にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
災害に備えるには、土地選びや建物の構造などいくつかのポイントがあります。こうしたポイントを知っておくと、災害に強い家を建てることができます。
そこで今回は、災害に強い家の特徴や気をつけるべき災害の種類、災害に強い家を建てるポイントを詳しく紹介します。グリーンホームズの取り組みも合わせてお伝えしますので、これから家づくりをする方はぜひ参考にしてください。

災害に強い家とは?

災害に強い家とは、台風や豪雨、地震などの直接的な被害を最小限におさえ、災害後も修繕すれば住み続けられる家のことです。

 

地震に耐えられる高い耐震性能、浸水を防ぐ高い基礎など、家そのものが災害で壊れないようにすることは大前提です。しかし、近年の災害は長期化することが増え、災害後の暮らしも重視されるようになってきました。水や電気が止まっても避難生活ができる、修理すればまた住めるようになるなど、日常生活をサポートできる家にすることも、災害対策の目的です。

 

どんな災害に気をつけたらいい?

地震、台風、豪雨、洪水、積雪など、災害にはさまざまな種類があります。災害によって、適切な対策も変わります。まずはどんな災害の可能性があるのかを調べ、優先順位をつけて対策することが肝心です。

 

八戸エリアで優先的に検討したい災害は、地震と洪水による水害です。

地震対策は日本のどの地域でも求められる対策ですが、洪水対策は、海が近く河川が多い八戸の地域性によるもの。どのようなポイントを踏まえて対策すべきか、詳しく見ていきましょう。

災害に強い家を建てる3つのポイント

おしゃれな2階リビング|八戸市 注文住宅

災害に強い家を建てるために気をつけたいのは、「土地」「構造」「間取り・設備」の3つの項目です。

ポイント①安全な土地を選ぶ

安全な土地とは、災害リスクの少ない土地のことです。河川に近い場所は洪水や軟弱地盤の可能性が高まりますし、山の近くでは土砂災害の危険性があります。

生活の便利さだけでなく土地の安全性にも目を向けることで、災害に強い家を建てやすい土地に出会えます。

ポイント②安定した構造の家を建てる

構造とは、建物のつくりのことです。木造、鉄筋コンクリート造などの種類や、柱や壁のつくり方、建物の形や使う材料のことも含みます。災害に強い家は、耐震性が高く水害に備えた構造で建てられています。

ポイント③災害後も暮らせる間取りや設備にする

災害後の暮らしに影響するのが、間取りや設備です。高齢者や小さなお子様、持病がある方は住み慣れた自宅で避難生活をしたいと思うもの。水や電気が止まっても、自宅で生活できる備えがあれば安心です。

 

これらの3つのポイントについて、もう少し具体的に解説していきます。情報を調べるためのサイトも合わせてご紹介します。

 災害に強い家のための土地選びとは

土地から家づくりを検討される方は、安全性の高い土地を探すことが何よりも大切です。

どんなに堅牢な家でも、土砂災害や土石流にはかないません。できるだけ災害リスクの少ない土地を探しましょう。

 

災害リスクを調べるのに役立つのが、「ハザードマップ」です。

重ねるハザードマップ|八戸市 工務店

参考:重ねるハザードマップ

 

こちらの「重ねるハザードマップ」では、洪水や土砂災害などの一般的な災害だけでなく、その土地の成り立ちに伴う自然災害リスクについても調べられます。川の近くの低地では氾濫や液状化のリスクがある、丘陵地では土砂災害に注意、といった具合です。

自治体でまとめられたハザードマップでは、避難所などもチェックできるので合わせて活用しましょう。

 

地盤の強さを調べるには、「地盤サポートマップ」も役立ちます。

地盤サポート|八戸市 災害の強い家

参考:地盤サポートマップ

 

このマップは、地盤調査会社のジャパンホームシールド株式会社が過去の調査結果を地図上にまとめたもの。地盤の強さを調べる地盤調査は、購入後にしか行うことができませんが、このマップを見ればそのエリアの地盤のおおよその傾向がわかります。

 

ちなみに、新築時には必ず地盤調査を行います。地盤が弱い土地であっても、それに見合った地盤補強工事を行えば問題ありません。最大で100万円ほどの地盤補強工事費用を資金計画に含めておくと、どんな土地でも対応でき安心です。

安定した構造にする工夫とは

注文住宅のリビング|八戸市 工務店

土地の次に重要なポイントは、建物の構造です。主に、地震と水害に対する対策について紹介します。

 

地震の揺れに強い構造

地震が起こると、上下左右から大きな力がかかります。耐震性を高めるには、揺れによる力を上下方向にスムーズに流せる構造にすることが重要です。取り入れやすい対策は、次の3つです。

 

まず、揺れに強い構造にするには、建物を「シンプルな箱型」に近づけることがポイントです。凹凸が多いと揺れを均等に分散できず、負荷がかかる部分が出てきます。

 

そして、上下方向に力を流すには、柱や壁の位置を上下階でできるだけ揃えることが効果的です。上下階で柱や壁が揃う「柱直下率」は50%以上を目指すべきとされる中、グリーンホームズでは全棟で60%を厳守しています。

 

また、横からの力に対抗するには、耐力壁が重要です。グリーンホームズでは「ハイベストウッド」という繰り返しの地震に強い構造用面材を採用しています。連続5回の巨大地震に崩壊しないことが実験で確かめられていて、水にも強い材料です。

 

水害に備える構造

海が近く大きな河川もある八戸エリアは、水害への備えも欠かせません。

水害から住宅を守るには、浸水を避けることが最大のポイントです。木造の建物は水に濡れると傷みやすく、床上浸水すると内装のリフォームや家具の買い替えなど大きなコストがかかるからです。

 

国土交通省では、浸水に備えて次の4つの対策を推奨しています。

水害に備える構造|八戸市 工務店

参考:国道交通省ホームページ

 

・かさ上げ:敷地全体を高くする

・高床:基礎を高くする

・囲む:防水性のへいで家を囲む

・建物防水:防水性の外壁を設ける

 

一般的に採用されるのは、「かさ上げ」と「高床」です。

敷地全体をかさ上げすると、敷地に水が入ること自体を防げます。ただし、土木工事はコストがかかること、開発許可申請が必要で高さ制限のかかるエリアがあることなど、さまざまな制限があることも知っておきましょう。

 

高床方式では、1階の基礎を高くするほか、1階を柱だけのピロティ空間とし、2階3階を居住空間とするやり方もあります。浸水被害には強いのですが、耐震性が弱くなる欠点も出てくるため、慎重に検討します。

災害に備えた間取りや設備とは

大規模災害が起きても、できるだけ自宅で暮らせるよう備えておくと、避難所ではなく住み慣れた自宅で復旧を待つことができます。

そのために役立つ間取りや設備について、ご紹介します。

家具の転倒を防ぐ「造作家具」

大規模な地震では、倒れてきた家具の下敷きになって、怪我をしたり命を落としたりするケースが報告されています。安全な環境を整えるには、家具の転倒防止対策はとても大切です。

これから新築する方は、造作家具も選択肢に入れておきましょう。造作家具は転倒の心配がなく、新たな家具を増やす必要もありません。

備蓄に役立つ「パントリー」

食料や防災用品を用意しておく「備蓄」も大切です。長期保存できる食材を用意するほか、日常的に使う食品を多めに用意するローリングストックも注目されていますね。備蓄スペースにちょうどいいのは、パントリーです。広めに確保しておくと、日常生活はもちろん災害時にも役立ちます。

断水時の生活用水になる「エコキュート」

貯湯式の給湯システム「エコキュート」は、停電・断水時にタンク内の水を生活用水として使えます。蛇口は使えないものの、外部の非常用取水栓から取り出すことができるので、いざというときに安心です。

太陽光発電、蓄電池

太陽光発電は、停電時の電源確保に役立ちます。環境負荷を減らし売電収入も見込めるため、オール電化住宅で搭載を検討する方も増えてきました。エアコンや冷蔵庫が使えると、熱中症なども防ぎやすく、ストレスなく自宅避難ができるでしょう。また、蓄電池があれば夜間にも電気が使えます。

 

災害に強い家を建てるために注意したいこと

梁見せのリビング|八戸市 グリーーンホームズ

 

災害に強い家にしたくても、全ての対策を100%取り入れるのは難しいもの。どの対策を選んだらいいのか、判断に迷うことも出てくるかもしれません。そこで、災害に強い家を建てるための注意点についても、お伝えしておきます。

 

最大のポイントは土地選び

繰り返しになりますが、災害リスクの少ない土地を選ぶことが最大の対策になります。地盤強度は補強できますが、土砂災害や洪水のリスクは軽減しにくいもの。しっかり情報収集して、土地の安全性をチェックしましょう。

日常生活とのバランスにも注意

災害に強い家にするために、建物を強固にすることは理論的には可能です。しかし、壁を増やしてリビングの窓を減らす、部屋が暗くても吹き抜けは作らないなど、災害対策を優先しすぎては本末転倒です。日常生活の快適さや暮らしやすさも大切にし、バランスのいい構造や間取りを検討しましょう。

 

各種保険の補償内容を確認

想定外のことが起きた時、頼りになるのは保険です。水害が予想される地域では、水災補償も検討しましょう。気をつけたいのは、補償範囲や補償額の上限などです。例えば、台風や豪雨による洪水被害は補償されますが、地震による津波被害は補償されないことがほとんど。条件や補償内容をよく確認して、加入するようにしましょう。

 

八戸市で災害に強い家について知りたいなら、グリーンホームズの相談会へ

グリーンホームズでも、災害に強い家を提案しています。土地選びや耐震性についても、ぜひご相談ください。

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グリーンホームズでは、定期的に住まいづくりの相談会を行っています。「災害に強い家を建てるための土地選びを教えてほしい」「安定した構造とはどんなものか知りたい」そんな疑問にもお答えします。ぜひ気軽にご参加ください!

イベント・相談会の日程や詳細は、こちらの「イベントページ」をご覧ください。

 

新築注文住宅の施工事例のご案内

八戸市を中心とした地域で、これまで多くの新築注文住宅を施工してきました。こちらの「施工事例ページ」で、グリーンホームズのつくる住まいをご紹介しています。あなたの好みに合う住宅を、探してみてください。